ヒプノセラピーで癒しと気づきのお手伝い

ヒプノとは英語で催眠のことです。ヒプノセラピーとは日本語に訳すと催眠療法です。
催眠は怪しげなイメージを持たれることもありますが、潜在意識を扱う専門的な心理療法の1つです。

催眠状態について

催眠状態とは、起きている時と眠っている時の中間くらいの意識状態です。
朝目覚めたばかりでぼ〜っとした感じの時、電車の中ででぼんやりしている時、テレビや読書、趣味など何かに熱中している時は、私たちが知らず知らずのうちに普段から経験している自然な催眠状態です。

意識があって、まわりの音などは聞こえているけれどもあまり気にならず、集中している状態です。

坐禅や瞑想の時のように、頭の中がスーッとした感じで、リラックスして気持ちよく、脳波はα波になっています。
これは言い換えると日ごろ働いている顕在意識が少し休息をしていて、潜在意識が優位になっている状態です。

このように日常でも自然と催眠状態になっていることはあるのですが、その状態を保つことはなかなか難しいです。
ヒプノセラピーではセラピストの誘導によって、より深くリラックスでき、潜在意識が優位になる催眠状態を保ことができます。
それによって、潜在意識を感じて気づきなどを得やすくなるのです。

---

意識の構造について

人間の意識には、全体の約10%を占める顕在意識と約90%を占める潜在意識があります。
頭(顕在意識)ではわかっているのに「なぜかできない」とか、「しようと思えば思うほどできなくなる」など、私達が自分の意志でコントロールできないことが多いのは、潜在意識の力が大きいからです。

人の考えや行動をつかさどるのは論理的な思考である顕在意識だと思われがちです。しかし、本能的で感情的な潜在意識の影響が大きいことが、様々な研究で明らかになってきています。

---

思考パターンや信念体系の形成

0〜13歳頃まではまだ顕在意識と潜在意識の境目が完成していないため、親や周囲からの影響をそのまま受け、記憶しようと意識しなくても、その言葉や経験が自動的に潜在意識に刻まれ、思考のパターンや信念を形成していきます。
そしてその後はその信念体系を基に人生を生きていくことになるのです。

例えば、子どもの頃に否定的な言葉などにより傷つき、「自分はダメな人間だ」とか、「自分にはできない」という思い込みが潜在意識にできてしまうと、その信念が後々まで影響し、顕在意識でいくら頑張ろうとしてもなかなかうまくいかず、自信が持てないということになりやすいのです。

このような場合でも、ヒプノセラピー(年齢退行催眠など)により、潜在意識にアクセスし、潜在意識にあるマイナスの思い込みを見つけ、対処することができます。
そして、マイナスの自己イメージから解放され、本来の自分らしく生きられるようになります。

---

潜在意識にアクセスできるヒプノセラピー

これまでの説明にもありますように、ヒプノセラピーで催眠状態になることで、普段は意識しにくい潜在意識につながることができます。潜在意識に刷り込まれた思い込みや信念を見つけ出し、よい方向に変えていったり、過去のトラウマを癒すことで、ネガティブな感情から解放され、楽に自然に生きていけるようになるのです。

また、潜在意識は「知恵の宝庫」とも呼ばれていて、そこから人生に役立つヒントやメッセージを受け取ることもできます。
それによって、視点が変わり、問題解決につながったり、ひらめきや気づきが生まれてきます。

---

前世療法(過去世退行療法)について

潜在意識には前世の記憶もあると言われています。自分の前世を思い出すことで、日ごろから感じていた疑問や謎が解けることもあるなど、大きな気づきをもたらします。

前世療法というと、前世やスピリチュアルなことを信じていないと効果がないと思われる方もいますが、実際はそうではありません。「前世療法」の著者である精神科医のブライアン・ワイス博士は、ご自身もクライアントも前世を信じるタイプではありませんでしたが、必要性があったため、自然と前世に導かれました。

今の人生に影響を与えている前世の記憶を思い出し、自分がこの世に生まれてきた意味や目的に気づくこともあります。また、過去の人生で共に過ごしていたソウルメイトの存在を知ることもでき、今世でのその人との関係性について納得できたり、より理解が深まります。

---